アジア・太平洋地区におけるフェデックスの歩み


フェデラル エクスプレス(フェデックス)が航空貨物輸送のグローバルネットワークを初めて構想したのは20年以上前のことです。まず、ヨーロッパとアジアに拠点をもつ国際宅配便会社のジェルコ社を1984年に買収し、1987年には既存のジェルコ社の事業拠点に加えて、米国とアジアの顧客を結ぶ拠点となるアジア太平洋地域本部をハワイに設置しました。その翌年には日本初の直行便による定期貨物配送サービスの提供を開始しました。

フェデックスは1989年に、フライング タイガー社を買収しました。フライング タイガー社は21ヵ国への路線権を持つ国際航空貨物輸送会社で、この買収によりフェデックスは初めて書類、小包および貨物を日本、香港、シンガポール、台湾、タイ、韓国、マレーシアといった複数のアジアの国々に定期輸送する政府の許認可を得ました。

アジア・太平洋地区の経済発達と繁栄につれて、当社の貨物取扱量および現地拠点も増大しました。またアジアのお客様に近づく必要性を感じて、1992年にはアジア・太平洋地区総括本部をハワイから香港に移しました。

常にお客様のニーズを満たすことに注力してきたフェデックスは、19959月に「フェデックス アジアワン®FedEx AsiaOne)」と呼ばれる革新的なネットワークを開発しました。これには、5つの太平洋横断便、フィリピンのスービックベイへのアジア・太平洋ハブの設置、アジアのビジネス拠点11都市を結ぶアジア翌日配送ネットワークの設置が含まれます。この翌日配送ネットワークは2001年に19拠点へとさらに拡大されました。

19979月にフェデックスは、世界初の「世界一周(Round-the-World)」貨物便を発表しました。同フライトはインディアナ州インディアナポリスを起点にして、パリ、ドバイ、アラブ首長国連邦、インドのムンバイ、タイのバンコク、フィリピンのスービックベイ・アジア太平洋ハブを経て、米国アラスカ州アンカレッジへと至るものでした。

2002年にもフェデックスは、引き続きアジア地区内でネットワークの強化と拡大に努め、施設拡大と自動書類仕分け能力を高めるための強化策によって、スービックベイの貨物仕分け能力を2倍に拡大しました。また同年後半には、航空機材MD11のアップグレード、貨物輸送能力の1日あたり50トンまでの拡大を通じて、アジア・太平洋地区と欧州間の輸送サービスを強化しました。さらに同時期に当社は、中国全土のお客様にマネーバック・ギャランティ制度を適用する、初めてかつ唯一の国際航空貨物輸送会社となりました。

2003
9月には、中国の深圳とアンカレッジのハブを結ぶ直行便を就航させ、華南のお客様に北米向け翌日配送サービスを初めて提供しました。

200410月には、米国運輸省(DOT)から中国への週定期便を12便増便することを許可され、中国便が計23便になりました。同年11月には新たな中国本部を上海に設置し、お客様のニーズにより迅速かつ集中的に対応できるようになりました。

フェデックスは2005年にも様々なサービス・イノベーションを導入しています。まず中国本土と欧州を結ぶエクスプレス直行便を就航させ、西回り世界一周航路の一環として、上海とドイツのフランクフルト間に定期サービスを毎日提供できるようになりました。同年後半には、欧州、インド、中国、日本をメンフィスのフェデックス・ハブと結ぶ新東回り世界一周航路の一環として、初めてのインド・中国間の翌日配送サービスを提供しました。この2つの世界一周航路は、いずれもメンフィスを出発し、世界1周後に再びメンフィスに到着します。さらに当社は、華南にある広州白雲国際空港を拠点とする新しいアジア太平洋ハブのために、15,000万米ドルを投資する計画を発表しました。

20061月にはDTWグループとフェデックスの合弁会社であるインターナショナル・プライオリティのDTWグループ保有株式分(50%)およびDTWグループの中国国内エクスプレスネットワークを買収する内容で合意に達したことを発表しました。この買収が完了すれば、フェデックスは、中国で6,000人以上の従業員を雇用することになります。ただしこの買収提案には、政府の許認可取得を含め、通常の条件が適用されます。

現在当フェデックスは、中国便を週26便運行しています。フェデックスは今後も、米国・中国間の貨物便便数に関して他のすべての米航空貨物会社をリードし続けます。

フェデックスは現在、アジア・太平洋地区にある30以上の国や地域で1万人以上を雇用しています。自社所有のワイドボディMD-11およびA310を使用して、バンコク、北京、セブ、ホーチミン、香港、ジャカルタ、高雄、クアラルンプール、マニラ、大阪、ペナン島、ソウル、上海、深圳、シンガポール、スービックベイ、シドニー、台北、東京および欧州および米国のその他の目的地に向かう貨物便を週400便以上運行しています。